2022年12月15日(木)「第18回JNB新事業創出全国フォーラムinとちぎ」にて授賞式を開催致しました。

公益社団法人日本ニュービジネス協議会レング会(略称JNB)では、第17回ニッポン新事業創出大賞の「アントレプレナー部門」「支援部門」における”最優秀賞””優秀賞””特別賞”及び、”地方創生賞”の受賞者を決定しましたので、お知らせ致します。

◆ 審査委員会 ◆ 

委員長 松田 修一      JNB副会長、早稲田大学名誉教授
委 員 各務 茂夫     一般社団法人日本ベンチャー学会会長 / 東京大学 大学院工学系研究科 教授 / 産学協創推進本部 副本部長
 同  田子 みどり ㈱コスモピア  代表取締役
 同  野長瀬 裕二 摂南大学教授  学術博士 
 同  細川 正直     税理士法人 細川総合パートナーズ 代表社員   
 同  吉井 信隆     JNB副会長、インターウォーズ㈱ 代表取締役社長
(五十音順)

*「アントレプレナー部門」

経営者のアントレプレナーマインド(起業家精神)、事業の新規性、革新性、実績等を審査し、受賞企業を選出致しました。

*「支援部門」

斬新な支援制度を構築・実施することで、新事業創出やその事業運営を長年支援して、著しい実績をあげた個人(グループを含む)を審査し、選出致しました。

*「アントレプレナー部門 地方創生賞」

その地域に根差した諸事業を通じて、地域の雇用創出、経済の活性化等に広く貢献している企業に授与されます。

最優秀賞/地方創生賞

アントレプレナー部門

経済産業大臣賞 & 地方創生賞                                                                                        公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞                                              

ヤマガタデザイン株式会社                                                          代表取締役 山中 大介氏https://www.yamagata-design.com/

<事業概要>

【観光】庄内平野の田園に浮かぶホテル「スイデンテラス」は、年間7万人以上の宿泊客を呼び込み、波及効果は、地域の飲食店や近隣観光地にも大きい。                         【教育】夢中教育を軸とする児童教育施設「キッズドームソライ」には年間8.5万人が訪れる。                                                     【農業】有機農業を軸に農業生産/人材育成/ロボ開発の3つの事業に取り組む。農業生産においては、自社ハウス51棟と連携農家にて45品目の有機野菜を販売、                          地域農業の所得向上に取り組む。                                                                                 【人材】地方都市へのUIターン促進に向けて就転職サイト「ショウナイズカン」を開設。求職者1000名と企業70社のマッチングによって地方に人を呼び込む仕組み。登録者数は増加一途。5年後50地域でのサービス展開を目指す。                         

<受賞のポイント>

山形県庄内平野を中心に、次の4つの事業に挑戦している。
・観光:庄内平野の田園に浮かぶホテル「スイデンテラス」は、年間7万人以上の宿泊客を呼び込み、波及効果は極めて大きい。
・教育:夢中体験を軸とする児童教育施設「キッズドームソライ」には、年間8.5万人が訪れる。
・農業:有機農法を軸に農業生産/人材育成/ロボ開発を展開し、自社ハウス51棟と連携農家と、地域所得向上に取り組んでいる。
・人材:地方都市向けの転職サイト「ショウナイズカン」を開設し求職者1000名とマッチングし、登録者数は増加の一途である。
農業で雑草を抑えるアイガモロボを実証実験に入るなど、山形銀行を始め地域企業の出資を仰ぎ、行政機能では困難なリスクをとりながら急成長し、圧倒的な存在感のある新規事業を展開しており、「経済産業大臣賞」に相応しいと判断した。
 また、地域雇用を自ら創出し、地域経済の活性化等に広く貢献している実績が、「地方創生賞」にも相応しいと判断した。

アントレプレナー部門

中小企業庁長官賞                                                                                         公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

株式会社EV モーターズ・ジャパン                                                                                 代表取締役社長 佐藤 裕之氏http://www.evm-j.com/

<事業概要>

当社代表が30年以上培ってきた独自技術をもとに自社開発したモーター制御システムである『アクティブ・インバータ』により世界最高レベルの低電力化とバッテリーの長寿命化を実現。さらに、製造工程を海外提携会社に委託することで、車両の低価格化に成功。自社開発のモーター制御システムを武器に、『高性能で低価格』の量産型商用EVの展開を行っている。
加えて、当社電池制御技術は、クルマ作りにとどまらずリユースバッテリーの大容量蓄電システムや、フレキシブルソーラーパネルを活用した再生可能エネルギー事業の積極的開拓に活用しており、エネルギーマネジメントの事業を広く展開しゼロエミッション社会の実現を目指している。

<受賞のポイント>

約30年以上にわたって培ってきた独自技術を基に自社開発したモーター制御システムである「アクティブ・インバーター」により、世界最高の低電力化とバッテリーの長寿化を実現した。
現在、複合材料を活用し、製造工程を海外提携会社に委託し、車両の低価格と高性能に成功し、量産型商用EVの展開を行っている。2023年には北九州工場が完成し、大阪万博での大量受注も期待できる。加えて、蓄電池制御技術が、クルマ作りにとどまらずリユースバッテリーの大容量蓄電システムや、フレキシブルソーラーパネルを活用した再生可能エネルギー事業への積極的開発に活用しており、エネルギーマネジメント事業を広く開発しゼロエミッション社会の実現を目指していること等が、既存の中小企業として新事業を実施している典型的な事例として、「中小企業庁長官賞」に相応しいと判断した。

アントレプレナー部門

独立行政法人中小企業基盤整備機構理事長賞                                                                                         公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

株式会社ヤマップ                                                                                        代表取締役社長 春山 慶彦氏https://corporate.yamap.co.jp/

<事業概要>

○従来、一般登山者は紙の地図とコンパスで登山し、GPSはプロの登山家や探検家が使う高価な専門機器だった中、充実した機能を有する登山者用スマートフォンアプリ「YAMAP」を開発・運営。「YAMAP」を起点に日本最大の登山者コミュニティを形成し、登山者が登山活動を通じて成功体験を得られるよう、「日常→登山前→登山中→登山後→日常」におけるバリュージャーに寄り添う形で、登山者にとって必要な事業展開(登山保険、EC、企業自治体向けの広告ブランディング支援等)を図っている。
○利用者をパートナーだと考え一緒にサービスを作る姿勢で、アプリユーザーの軌跡データとアプリユーザーから投稿された「クチコミ・つぶやき」をもとに地図の精度向上させるとともに、ユーザーから投稿された「活動日記」をもとに鮮度の高い情報を提供し続けている。

<受賞のポイント>

 国土地理院のデータベースを基に、登山・アウトドア向けに、次のような事業を展開している。
・WEBサービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運用
・登山文化を作るメディア「YAPAP MAGAZIE」の運営
・セレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営
・登山保険「YAMAP登山保険」
・山・自然を活用した法人/自治体向けコンテンツ開発等
 登山者をパートナーと考え一緒にサービスを作る姿勢で、写真・口コミ・つぶやきを基に地図の制度を向上させ、登山者・アウトドア向けの約3割が利用するコミュニティーである当該事業は、「中小企業基盤整備機構理事長賞」に相応しいと判断した。

優秀賞

アントレプレナー部門

株式会社With The World                                                                                        代表取締役 五十嵐 駿太様https://withtheworld.co/

<事業概要>

世界中の学校をリアルタイムで週に1度以上の頻度でオンラインで繋ぎ、学校の授業中に海外の学校と一緒に授業を受けられる環境を中学~大学で現在創っています。1クラスや学年単位で、お互いの国・地域のSDGsに則った行いたいテーマを生徒が選び、4,5人少人数グループで異なる視点を持つ他国の同世代とともに社会問題の「原因」を探り、インタビューから「生の情報」を収集し「解決策」に働きかける機会を設けることで、学生の視野を拡げています。プログラムは、定期的且つ長期的に授業を行い、途中に実際に現地に訪問する相互訪問を設けることで、考案した実施策を現地で行う機会づくりや、世界中の同世代のチームメイトに実際に会える感動機会を設け、絆を深めながら社会性と国際性に富んだグローバルリーダーを将来に輩出しています。

<受賞のポイント>

ビジネスモデルは、世界中の学校をリアルタイムで週に1度以上の頻度で、オンラインで繋ぎ、学校の授業中に海外と一緒に授業を受ける環境を中学から大学で行っている。他国の同世代と共に社会問題の「原因」を探り、インタビューから「生の情報」を収集し「解決策」に働きかける機会を作ることで、学生の視野を広げることができる。相互訪問や考案した実施策を現地で行う機会づくりによって、感動機会を設け、絆を深めるこの方法が、公立や私立の教育現場を動かした典型事例である。国際性に富んだリーダー育成が、優秀賞相当と判断した。

アントレプレナー部門

株式会社エクレクト                                                                                       代表取締役 辻本 真大氏https://eclect.co.jp/

<事業概要>

DX分野の中でも、CX(顧客体験)にフォーカスしたサービスを提供しています。弊社は、CXのマネージメントをするシステムである、Zendeskを中心としながら、様々な先端技術/クラウドサービスを連携させて、顧客のCX向上を(エコシステムを提供する形で)実現しています。先端技術の範囲としては、AIや機械学習、クラウドのAWSの様々なサービス、音声認識、データマネジメントシステム、分析ツールなどになります。これらのサービスを、顧客に販売するだけでなく、実際の業務に合わせて、カスタマイズ/導入しながら、継続して運用/改善できるように伴走しながら顧客のCX向上に貢献しています。

<受賞のポイント>

CX(顧客体験)のマネジメントをするシステムであるZendeskを中心に、様々な先端技術/クラウドサービスを連動させ、顧客のCX向上(エコシステムの提供)を実現している。先端技術の範囲は、AIや機械学習、クラウドのAWSの様々なサービス、音声認識、データマネジメントシステム、分析ツール等である。顧客に販売するだけでなく、業務に合わせたカスタマイズ/導入しながら、SaaSモデルで95%以上のリピートで急成長している。伴走をしながら顧客のCX向上が、優秀賞相当と判断した。

アントレプレナー部門

株式会社センシンロボティクス                                                                                  代表取締役 北村 卓也氏https://www.sensyn-robotics.com/

<事業概要>

当社の主な事業は、産業用ドローンを中心としたロボティクス技術を用い、設備の保守・点検業務の効率化とデータの収集・分析による業務変革を促す、業界別・業務別のソリューションパッケージの企画・開発・販売を行うものであり、具体的には、以下のロボティクスソリューションパッケージの提供を行っております。
・大規模なプラントや不動産などを有する企業向け保守・点検及び警備・監視
・交通機関など社会インフラを担う企業向け保守・点検
・自治体(都道府県・市町村)などの災害対策

<受賞のポイント>

産業用ドローンを中心としたロボティクスソリューションパッケージの提供を行っている。設備の保守・点検業務の効率化とデータの収集・分析による業務改革を促し、業界別・業務別のソリューションの企画・開発・販売を行っている。サブスク型として継続利用していただき、次のようなサービスを提供している。
・大規模なプラントや不動産等を有する保守・点検及び警備監視
・交通機関など社会インフラを担う企業向け保守・点検
・自治体(都道府県・市町村)等の災害対策
海外展開も据えた国内展開が、優秀賞相当と判断した。

アントレプレナー部門

株式会社パンフォーユー                                                                                     代表取締役 矢野 健太氏https://panforyou.jp/

<事業概要>

独自の冷凍技術により、ベーカリーは設備投資なしに高品質の状態でパンを冷凍することが可能となります。ベーカリーは、この冷凍技術により店頭外への販路を見出すことができ、また、食品表示ラベルや配送伝票の作成もパンフォーユー社が代行することにより、製造業務に集中することが可能となります。今までベーカリー業界において、一ベーカリーとして革新的なパンや業態を打ち出す事業者は多くおりましたが、プラットフォーマーとして消費者に向けた事業を展開する事業、事業者は稀な存在となります。その背景として、当社の冷凍技術、ITシステムによって既存業態を打破したこともございますが、消費者のニーズとして、パンを日用品としてだけでなく、嗜好品として様々な種類を楽しみたいという需要がここ数年で生まれた点がございます。高級食パン店の台頭や冷凍食品市場の盛り上がりによる冷凍商品に対するリテラシー向上も後押しとなり、当社事業「パンスク」がコロナ禍の巣篭もり需要のみならず、新しいパン需要を捉え、新事業としての存在感を示しています。

<受賞のポイント>

独自に開発した「パンを入れる袋」と「冷凍するタイミング」により、焼き立てパンのおいしさを閉じ込めた冷凍パンが届く定期便を提供している。自宅でいつでも好きな時に、冷凍パン袋からパンを取出し、焼き立ての味を再現することができる。近年の冷凍商品に対するリテラシーの後押し、さらにコロナ禍の巣ごもり需要も重なり、登録会員数2万人、提携ベーカリー75店舗他、新規事業が順調に成長している。
冷凍技術を活かしたパン屋新事業が、優秀賞相当と判断した。

アントレプレナー部門

株式会社Matchbox Technologies                                                                                  代表取締役社長 佐藤 洋彰氏https://matchboxtech.co.jp/

<事業概要>

パート・アルバイト領域の人員調達・人事労務効率化ができる求人システム「matchbox」を提供。企業は通常/閑散期に合わせた採用量に抑えており、繁忙期や欠員発生時に①困難なシフト調整②残業で対応③費用をかけ追加/臨時採用、といった経営上の負担を生んでいる。matchboxは現役従業員や退職者、単発/派遣勤務経験者など一定レベルの練度・信頼性のある人材が、雇用関係の有無に関わらず自由にシフトにアクセスして応募できるシステムで、人員調達を迅速化・簡易化・低コスト化できる。人材に合った適切な給与・労務手続を自動処理し、勤怠や連絡など一通りのHR業務もオールカバー。SaaS型で手軽にアルバイト人材管理/調達の効率化・低コスト化ができるとして、個人経営から大企業まで幅広く利用されている。

<受賞のポイント>

パート・アルバイト領域の人員調達・人事労務効率化ができるシステム「matchbox」を提供し、企業は、一定レベルの練度/信頼性のある人材が、雇用関係の有無にかかわらず自由にシフトにアクセスし、人員調達を迅速化・簡易化・低コスト化できる。人材に合った適切な給与・労務手続を自動処理し、勤怠や連絡など一通りのHR業務もオールカバーし、SaaS型で手軽に活用でき、個人経営から大企業、また自治体からも幅広く利用されている。新潟湯沢町との地域活性化事業等が、優秀賞相当と判断した。

特別賞

アントレプレナー部門

小松電機産業株式会社                                                                                      代表取締役 小松 昭夫氏https://www.komatsuelec.co.jp/

<事業概要>

社会インフラの老朽化、多発する自然災害に、コロナ・パンデミック、ロシアのウクライナ侵攻の長期化が重なっています。2020年4月発売を開始した「やくも水神・新開発コントローラー」は、データ管理・制御、図面・台帳の管理・運航修理履歴が全国規模で一元管理でき、遠隔からソフトの書き換え・設定・操作が可能、停電時最大7日間稼働、高解像度降水ナウキャストと連携、クラウドにより、パソコンやスマートフォンから広域な状況を瞬時に掌握、頻発する災害被害を、最小化することができます。「地方の水インフラIoT」は現場のリアリティがあり、「人の成長が不可欠」な「日本再生・地方創生」の鍵になり、志ある全国の地方都市が結ばれ、地方間の競争と共生が両立「真の地方創生」が全国で爆発的に広がる起爆剤になることが期待できます。

<受賞のポイント>

50年の間に素晴らしい収益力の企業を育て上げたが、儲けるためではなく、相手から求められたものを提供する共生の分化が基本にある。新規事業は、水インフラとなる「やくも水神・新開発コントローラー」である。データ管理・制御、図面・台帳の管理・運航修理履歴が全国規模で一元管理でき、遠隔からソフトの書き換え・設定・操作が可能、停電時最大7時間稼働、高解像度降水ナウキャストと連携し、頻発する災害被害を最小化にできる。この「地方の水インフラIoT」が、特別賞相当と判断した。

アントレプレナー部門

トライポッドワークス株式会社                                                                                    代表取締役社長 佐々木 賢一氏https://www.tripodworks.co.jp/

<事業概要>

現在、自動車を取り巻く環境はグローバルに変化しており、自動車関連企業はデジタル化による業務効率化だけでなく、将来に渡る競争力を確保するため、独自のデータ収集とその活用を模索しています。一方、IT化が進む自動車はネットワーク化が進むものの、自動車メーカー以外の関連企業が独自に自動車からのデータを活用することはむしろ困難になって来ています。当社では自動車に取り付けるセンサーから小型の車載サーバーを経由してクラウドへデータを集約する独自のプラットフォーム「BLUE-Connect」を開発、自動車メーカー以外の自動車関連企業が車種を問わずに自動車やドライバーからのデータを入手できるサービスを実現している。その具体的サービス第一弾として、住友ゴム工業と組み、タイヤ空気圧・温度管理のクラウドサービスを共同で展開している。

<受賞のポイント>

自動車業界は世界的な競争に入っているが、自動車メーカーから情報収集には限界がある。当社では、自動車に取り付けるセンサーから小型の車載サーバーを経由してクラウドへデータを集約する独自のプラットフォーム「BLUE-Connect」を開発し、住友ゴム工業と組み、センサーでタイヤ空気圧・温度管理のクラウドサービスを共同で展開している。また、車載を問わずに自動車やドライバーからのデータを入手できるサービスを実現している。センサー技術の車載向け技術が、特別賞相当と判断した.

支援部門

特定非営利活動法人 アジア起業家村推進機構                                                                            理事長 牟田口 雄彦氏http://www.asia.or.jp

<事業概要>

① アジア起業家や企業へのワンストップサービス事業                                                                         ② アジア起業家予備軍の発掘および育成事業                                                                            ③ アジア起業家村のアジア地域での広報事業や対日投資促進事業                                                                   ④ アジア起業家や企業と地域企業との交流やマッチング関連事業                                                                   ⑤ アジア諸国との情報交換会・国際会議シンポジウム等の開催事業                                                                   ⑥ 会員等交流事業                                                                                          ⑦ 会員等へのアジアビジネス支援事業・ ビジネス支援事業・ IT 導入支援事業

<受賞のポイント>

アジア起業家村は、2005年日本国内、特に川崎市で起業家を目指すアジア留学生等の創業支援を行うNPO法人として設立された。アジアの活力を取り込みながら、起業家の創業・育成を図るとともに、これらの企業を介して、川崎市内の企業の海外販路の開拓や地域経済の活性化を図る「知の集積」の取り組みを展開している。牟田口氏は理事長として長年、この推進役を果たした。
現在、中国を始め韓国・ベトナム・台湾等70%が、インキュベーションに入居し、また中国・ベトナムへの販売、技術移転等を行っている。また、入居第一号のベトナム起業家が2021年に上場した。
このような活動が、支援部門の特別賞相当と判断した。